弘前大学地域創生本部は、令和5年5月26日(金)弘前市教育委員会との共催により、「第1回 弘前市公民館関係職員研修会」を弘前市中央公民館相馬館 長慶閣にて開催しました。弘前市の12の地区公民館、中央公民館、教育委員会職員等84名が参加しました。
はじめに、千葉大学 名誉教授 長澤 成次 氏を講師に迎え、「社会教育と公民館の基本を確認しよう」をテーマとした講演が行われ、公民館の歴史、公民館の根拠法でもある社会教育法について理解を深めました。参加者は日々の仕事の基本となる社会教育法を紐解く講演内容に、興味深く聞き入っていました。
次に、ファシリテーター 野口 拓郎 氏(弘前市公民館等活性化アドバイザー)からのグループワークの説明の後、地区公民館ごとに講演内容の感想や講師への質問を出し合いました。「公民館の原点が知れて良かった」「公民館が地域住民の声に耳を傾け、集う地域の「茶の間」を目指したい」などの感想が全体共有されました。また講師からは、「弘前公民館大会」などの地域住民と関係職員が意見を出し合う場ができることを期待していると講評がありました。
最後に、本学教育学部 越村 康英 准教授から、研修会の意図と今年度の予定について説明があり、今後は昨年度の研修で計画した「新しい取り組み」について第2回研修会で中間報告、第3回研修会で各地区公民館の報告会が行われる予定です。