令和4年11月13日(日)、むつ市教育委員会と共催している「むつ市地域学校協働活動スキルアップ研修会」の第2回研修会を「災害時の対応について」をテーマにむつ市北の防人大湊安渡館にて開催しました。
講師に渡邊 由貴氏(宮城県名取市下増田児童センター 館長)、深作 拓郎氏(弘前大学教育学部講師 兼 弘前大学地域創生本部人材育成部門員)を迎え、むつ市内の放課後児童支援員、地域学校協働本部活動推進員、教育委員会関係職員が参加しました。
この研修会は、放課後児童支援員等を対象にこれまで培ってきた経験や能力の更なる向上と、変わりゆく時代や状況に即した対応力の取得を図ることを目的としています。
前半は、講師の渡邊氏から東日本大震災の実体験をもとに、災害時における子どもたち、職員、地域住民などの対応について講演が行われ、災害に備えておくべきこと、日頃の心構えなどについて学びました。
後半のグループワークでは、研修会前半の内容で感じたことをグループで共有し、放課後児童施設にとって必要なもの、すぐに対応できるもの、時間がかかるもの等を段階的に整理した結果、改善する点が様々あるという気付きがありました。
今回の研修会では、職員の家族が被災した場合には、職員へのケアも必要になること、職員が慌てている様子が子どもたちに影響を与えることなど新しい学びもありました。
アンケート結果からは、「参加してよかった」と満足度の高さが感じられ、実体験からくる講演の内容の重みに引き込まれた様子でした。