弘前大学では、令和3年10月13日(水)に青森県むつ市「海老川コミュニティセンター」において、「令和3年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催した。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置した。
本公開講座は、青森県下北地方における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和3年7月7日から10月13日まで全2回の開講とし、第2回目となる今回は、弘前大学農学生命科学部 准教授 前多隼人 から「ゴボウを食べて肥満予防と美肌効果」と題した講義が行われた。講義ではゴボウに含まれる食物繊維やポリフェノール類、栄養素が高い黒ゴボウの活用例について説明があり、効果的な調理方法等について説明がなされた。
引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏 からゴボウを活用した「炊き込みご飯」や「ポタージュ」等のレシピ説明及び試食が行われた。約25名の受講者からは、効果的なアク抜きの方法等について質問が飛び交う有意義な講義となった。