弘前大学地域創生本部が弘前市と共催で 第2回「放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会」を開催

更新日 2021.10.19

令和3年10月16日(土)、弘前市と共催し、城東児童館で、第2回放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会開催しました。

講師に髙阪麻子氏(愛知県東郷町兵庫児童館 館長)を迎え、紙コップ約25,000個を使い「感覚・造形あそび」をテーマとした『紙コップランド』を開催。『紙コップランド』は、個人の遊びになりがちな造形あそびを集団で行うことで、考え方や感性の違いを互いに認め合うことを目的としています。

最初に、6年生の児童らが制作した紙コップランドについて紙芝居を披露した後、『紙コップランド』がスタートしました。
子どもたちは約25,000個用意された紙コップに圧倒されながら、まずは、1人でどれだけ高く積み上げられるかに挑戦しました。子どもたちは真剣な様子で紙コップを重ねていき、自分たちの身長ほどもあるタワーをたくさん完成させていました。

次に、グループに分かれて紙コップを高く積み上げる競争をしました。一人で積み上げるより、たくさんのアイディアが飛び交い、様々な形のタワーが作られていくのが印象的でした。また、途中崩れたりしたグループありましたが、紙コップが崩れていく音を楽しんでいるようでした。

次に完成したタワーをみんなで見た後、講師から、積みあがったタワーをシンボルに紙コップで街づくりをしようと声掛けがあり、児童らは思い思いに創作を始めました。また、時間が経つにつれてアイディアの幅が広がり、遊戯室だけではなく、廊下にまで範囲を広げ、よりたくさんの道路やトンネルなどをつくりました。

さらに、重ねて積み上げるだけではなく、棒状にすることでアーチ型にしたり、高いところにおいてトンネルを作ったりと、個性的な作品が次々と出来上がりました。
完成した作品は、みんなで寝そべってみたりするなど、見る角度を変えながら楽しみました。

最後にみんなで紙コップが一つの輪になる様に繋げていき研修が終了しました。高学年の児童が先頭に立ちながら、全員で一つの輪を作ることに一生懸命取り組む姿が印象的でした。

参加した城東児童館職員からは、子どもたちの普段とは違う姿が見られた、楽しそうに取り組んでいた姿が良かったとの声があり、今後、『紙コップランド』を継続していく中で、さらにたくさんの発想がでてくればと話していました。

講師の髙阪氏からは、児童館の事前準備によって子どもたちの期待度が高い状態からスタートできた、紙コップが崩れた時の表情も良かったと講評をいただきました。

城東児童館では年明けの研究発表に向けて今後も紙コップランドに取り組んでいきます。また、次回の講師訪問型研修は11月に行われる予定です。

 

 

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