弘前大学地域創生本部では、令和6年1月25日(木)に弘前市教育委員会との共催により、「令和5年度第3回 弘前市公民館関係職員研修会」を弘前市中央公民館相馬館 長慶閣にて実施しました。弘前市の12館の地区公民館職員、中央公民館職員等83名が参加しました。
はじめに、前回までの研修テーマ「地域事情に合わせて何か新しいことをやってみよう」の報告会と題し、地区公民館ごとに地域の魅力や課題を活かした取組の実施後に見えてきた成果や課題を発表しました。公民館まつりでの世代間交流や本学の学生と交流した取組が紹介され、参加者はメモを取りながら聞き入っていました。
次に、帝京大学教育学部 准教授 生島 美和 氏から発表への講評がありました。取組を計画するにあたり連続性、継続が大切であること、公民館はサービスを提供する場ではなく住民が運営に関わり学びを一緒に作っていく場と捉え、またそのプロセスが社会教育では重要なことなどの講評がありました。
その後、弘前市公民館活動等活性化アドバイザー 野口 拓郎 氏の進行のもと参加者から講師への質疑応答が行われました。継続して職員が楽しんで取り組むこと、公民館における通信環境の改善依頼や職員間だけではなく外部に頼っても良いという気付きがあったことなどが共有されました。
最後に、本学教育学部 准教授 越村 康英 氏から地域の魅力や課題を踏まえて、自分たちの公民館には何ができるのかの実践も学んできたプロセスを大事にしながら次年度の事業に活かして欲しいとコメントがありました。