弘前市内の5大学(弘前大学、弘前学院大学、柴田学園大学、弘前医療福祉大学、放送大学青森学習センター)で構成している大学コンソーシアム学都ひろさきでは、令和5年6月29日(木)に、令和5年度弘前市長及び加盟大学長との懇談会を「ひろさきの若年者の人材育成 -学び、働く若者のために-」をテーマに、柴田学園大学で開催しました。
はじめに、櫻田弘前市長より、「『若年者の人材育成』について、各大学では、学生が様々な分野の専門人材として育成されており、また、リカレント教育による働く若者のキャリアアップを通して、地域で活躍する人材の育成にも取り組んでいただいているところである。市としては、総合計画後期基本計画の基本方針の1つに『地域の未来を担うひとづくり』を掲げ、行政の視点による若者の人材育成を進めている。若者の人材育成とともに、若者が地域で活躍する場の確保も重要であると考えており、市が現在進めている『健康都市弘前』の実現に向けた取組の中で、健康医療関連産業の創出・育成といった、雇用の受け皿の確保にもつなげていきたいと考えている」旨の発言がありました。
続いて、各大学長より、「若者が地域に定着していない現状については真摯に向き合う必要があり、学んだことを地域で発揮できる場が少ないことが問題としてあげられるため、若者が地域で活躍する場の提供を行政や産業界に頑張っていただきたい」、「状況さえ整えば、県外に就職しても将来は戻ってきたいと考えている学生が多数いる。『若者が活きる場所』づくりに挑まなければ将来はない。若者を学びの主体とし、所属を問わず様々な才能や能力を持っている方が知識やスキルを提供するような学びの場の設定が重要である」などの意見が交わされました。
除雪についても話題にあがり、「『雪が降っても過ごしやすい』と思えるようなまちづくりを弘前市にぜひ率先してやっていただきたい」という意見があり、櫻田弘前市長より、「アイディアを募るなどして、解決できる手立てを見つけたい」との回答がありました。
最後に、福田弘前大学長より、「今後も連携を取りながら、様々な企画や事業に取り組んでいきたい」と閉会の挨拶がなされました。