弘前大学では、令和5年3月19日(日)に青森県むつ市「下北文化会館」において、「令和4年度むつサテライトキャンパス『観光講座』」を開催した。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、むつ市の観光資源やPR方法について、参加者と一緒に考え学ぶことを目的に開講している。今回は、弘前大学人文社会科学部 教授 森 樹男 から「地域の魅力創出と発信」と題した講義が行われました。
前半の講義では、「津軽海峡交流圏ラムダ作戦会議」の紹介に始まり、経営学の視点から見た三つの基本戦略のうち競争相手との差別化戦略が重要になることの説明がありました。後半のグループワークでは、参加者が3グループに分かれ地域の魅力を盛り込んだオンラインツアーの企画に取り組み、三方が海に囲まれた下北半島ならではの「オンライン釣り」等の企画が発表されました。
講義終了後は参加者が講師のもとに質問へ行くなどし、地元高校生を含む16名が参加する有意義な講義となりました。