弘前大学地域創生本部は、令和5年2月27日(月)、弘前市立中央公民館と共催し、弘前市街地11の学区まなびぃ講座運営担当者と中央公民館担当職員との情報交換及び社会教育の充実を目的とした「学区まなびぃ講座運営担当者会議・研修会」を弘前市立中央公民館岩木館(大ホール)にて開催しました。
令和4年度の各学区まなびぃ講座の活動報告後、講師 中村 亮彦 氏(千葉県君津市市民生活部 清和地区拠点施設整備推進室 副主査)による「人と地域をつむぐ-千葉県君津市・清和地区の挑戦」をテーマに講演が行われました。この講演は、千葉県君津市清和地区の小学校の空き校舎を活用する新たな地域拠点施設の整備に関する講演で、コミュニティ清和の組織作りで大切にしていることが挙げられ、参加者に向け、組織構成や組織の目的などに関した5つの問いかけが含まれており、参加者はメモを取りながら熱心に聞き入っていました。
次に、弘前大学教育学部 深作 拓郎 講師(兼 地域創生本部人材育成部門員)からの説明後、4つのグループに分かれ、講演の中の5つの問いかけをポイントに、各学区の担当者が感想や意見を出し合うグループワークが行われました。地域と学校の関係に関する質疑応答の中で清和地区秋元小学校の通学合宿の取組も紹介され、参加者と講師との活発な意見交換が行われました。
最後の講評で、弘前大学教育学部 越村 康英 准教授からは、グループワークで一人一人の学区まなびぃ講座への想いや考えを出し合い、講座の目的を確かめ話し合っていく作業を重ねることが講座の発展に関して大事なものになっていく、野口 拓郎 氏(弘前市公民館等活性化アドバイザー)からは、幅広く色んな人たちを巻き込み、学区まなびぃ講座を今後より良くしていくためにも本日の参加者の総力戦で取り組みたい、とのお話があり、研修会は終了しました。