令和4年10月15日(土)弘前市船沢児童館にて、放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会の講師訪問型実践研修「感覚・造形あそび」を開催しました。
本研修会は、実践研修に取り組むことで、子どもの発達課題や遊びの意義、適切な関わり方について考える機会とし、学童保育に従事するスタッフの資質向上を図り、子どもたちにとって居心地のよい居場所づくりを目指すことを目的としています。
今回は、講師に髙阪 麻子氏(愛知県東郷町立兵庫児童館 館長)を迎え、「感覚・造形あそび」のプログラム『紙コップランド』を行いました。子どもたちの想像力を高めることを目的とし、表現が広がる白い紙コップ約2万7千個を使い、講師の説明を聞きながら自分のまわりに30個並べることからスタートしました。
次に、紙コップの街のシンボルタワーになるように、グループで協力し、紙コップを高く積んでいきます。子どもたちは、意見を出し合い、時には大人の手を借りながら高く積んでいきました。途中で崩れる場面もありましたが、講師の「いい音~」という紙コップの崩れる優しい音を楽しむ肯定的な声掛けがあり、崩れることも楽しんでいる様子でした。
完成した街の様子をみんなで確認した後、街を壊して紙コップを一本に繋げ、一周して終了となりました。子どもたちはもちろん、大人も夢中になり本気で一緒に積んだり、繋げていく様子が見られ、参加した全員が一体となって、研修会に取り組むことができました。
研修会後のフィードバックでは、講師の髙阪氏より「お友達」に設定した一つの紙コップを近くに置き大切にしている様子が印象的で、子ども同士の声がけも優しい場面が出ていて素敵だったと講評がありました。
今後も『紙コップランド』を継続的に行い、年度末の研究発表にて成果の報告が行われます。
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