令和4年9月21日(水)弘前市教育委員会との共催により、「第2回 弘前市公民館関係職員研修会」を弘前市岩木文化センターにて開催しました。
本研修会は公民館が抱える問題の把握に努め、その解決方法について、地域連携の実践例などから、ヒントを得るとともに、社会教育・生涯学習担当職員として必要な専門的知識技能の修得による職員の資質向上を目的に開催しました。
当日は、ファシリテーター 野口 拓郎氏(弘前市公民館等活性化アドバイザー)の進行のもと、「地域事情に合わせて何か新しいことを考えてやってみよう~地域課題や魅力を洗い出そう~」をテーマに、中央公民館職員、地区公民館職員の約70名が参加し、公民館ごとにグループワークを行いました。
まず、弘前市都市計画マスタープラン 地域別構想(2013年~2018年度版)を参考に、公民館ごとに地域の課題と魅力を洗い出しました。その後、洗い出した地域課題や魅力に対して公民館がどう対応していきたいかについてアイデアを出し合いました。
次に公民館ごとの発表では、高齢化に伴い利用者の交通手段の不足はどの公民館からも課題として挙がり、スクールバスを利用してはどうか等のアイデアも出されました。また、大雨災害時に避難所ではないが公民館に避難してきた住民もいたため、防災マップの作製や町会と連携し災害時に協力し合い地域性を高めるアイデアも出ました。
発表終了後、教育学部 越村 康英 准教授からは、地域のウェルビーイングを高めることが公民館の仕事であり、その為の手段として講座や事業があることが確認され、今回出されたわくわくするアイデアを一緒に実現していきたいと講評が述べられました。
最後に、弘前大学教育学部 深作 拓郎 講師(兼 地域創生本部人材育成部門員) からは、講座に限らず何か新しいことにチャレンジし、新しい一歩を踏み出す機会にしたいと今後の研修会の展望が述べられました。
次回の研修会では、今回出されたアイデアを具体的に考え、実際の取り組みに繋げていく予定です。