令和4年5月19日(木)、弘前市立観光館(多目的ホール)において、弘前市教育委員会と共催し、「第1回 弘前市公民館関係職員研修会」として「学区まなびぃ講座 代表者会議・研修会」を開催しました。
学区まなびぃ講座は、地区公民館の無い市内11の小学校区で実施している事業で、地域の実情にふさわしい講座を企画・実施し学び合い、笑顔と活力あふれる人づくり・地域づくりを目指す活動です。この学区まなびぃ講座の「今後の活動に向けた話し合い」をテーマに、講座関係者に中央公民館職員を交え、運営委員会が抱える課題や今後の講座のあり方について、座談会形式で開催したものです。
座談会は、本研修会コーディネーターの弘前市公民館活動等活性化アドバイザー 野口拓郎氏から進め方や時間配分の説明後、4つのグループごとに行われ、最後にグループの代表者が盛り上がった話題を発表し合い、全体共有されました。
課題としては、運営委員の後継者不足、踏み込んだ支援の必要性などが挙げられましたが、「初めは何が課題なのかが見えにくく、話し合いを重ねる中で課題が見えてくる事もある」と野口拓郎氏から講評がありました。
次に、弘前大学教育学部講師 深作拓郎氏からは、地域の複数の組織が携わることで講座が長続きし、子どもだけを対象とするのではなく地域で学ぶことが地域の発展に繋がること、学区まなびぃ講座運営協議会の整備の必要性が挙げられ、公民館での朝食提供の事例の紹介もありました。
最後に、弘前大学教育学部准教授 越村康英氏からは、「少子高齢化、人口減少の社会の中で地域においてどのように生き、子どもを育んでいくのか」を考え、この研修会を貴重な場としてもっと豊かにするために更なる議論が必要であると講評がありました。
今回の研修会では、笑い声も上がる座談会形式で行われ、学区まなびぃ講座のあり方を議論し再構築するべき段階に来ていることが全体で共有されました。