弘前大学では,令和3年10月28日(木)に青森県むつ市「まさかりプラザ」において,「令和3年度むつサテライトキャンパス『人文講座』」を開催した。
本サテライトキャンパスは,青森県下北地域において,むつ市を中心に学生の滞在型学習,大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施,大学の各種広報活動,その他地域の活性化に資する事業を実施することにより,賑わいの創出とともに,地方創生や人材育成等に貢献することを目的として,平成28年7月にむつ市,弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置した。
本公開講座は,新事業創出等を見据えた事業ビジョンの構成方法について,弘前大学人文社会科学部 教授 森樹男 から「地域の魅力を再発見し,地域づくりのビジョン構成をするには~経営学の視点から~」と題した講義が行われた。講義では,青森県の魅力と他地域との魅力との「違い」をどのように伝えるかが重要であることや,既存要素の組み合わせによっては新しいアイデアが生まれる可能性について説明があり,受講者からは「自分達では普通と思っている要素が,他から見れば新鮮であるということに気付かされた。それを念頭に,新ビジョン構成に繋げたい」といった抱負が述べられた。