弘前大学では、令和元年7月31日(水)に青森県むつ市「下北文化会館」において、「令和元年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、高等教育機関がない下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市と弘前大学と青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置しているものです。
本公開講座は、下北地方における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法や加工技術を紹介する。また食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和元年7月31日から10月30日まで全4回の開講を予定しています。
本公開講座初回は、講師の加藤 陽治 弘前大学名誉教授から「サーモンの赤い色素アスタキサンチンで老化予防を」と題した講義が行われました。講義では老化のメカニズムの説明から始まり、サーモンの赤い色素アスタキサンチンの効能や効率的な摂取方法などについて説明がなされました。引き続き、講師の木村 圭司郎 むつグランドホテル・洋食料理長からむつ市の特産品である海峡サーモンを使用した調理実演会及びレシピ説明が行われました。調理後は受講者に配膳し、試食しながらの質疑応答となりました。当日は約30名の受講者からは、サーモンの調理方法や今回のレシピのアレンジ方法などの質問が飛び交う有意義な講義となりました。
弘前大学むつサテライトキャンパス公開講座「食育健康講座」開催
更新日 2019.08.23