弘前大学連携推進員 第7回定例ミーティング(学外研修)を開催しました

更新日 2025.10.23

弘前大学では、本学と包括連携協定を締結している県内自治体・金融機関等の若手職員(連携推進員)が、様々な視点や観点から地域課題や地域活性化について学ぶ機会を提供しています。

令和7年10月10日(金)に開催した第7回定例ミーティングでは、「津軽びいどろ」で有名な青森市の北洋硝子株式会社を訪問し、「職人が紡いだ四季を感じるハンドメイドガラスに触れる」と題して、工場見学・会社の歴史や現在の取組紹介・グループワークの3部構成で学外研修を実施しました。

工場見学ではスタッフの皆様の案内のもと、職人さんたちの技術を間近でじっくり見学することができました。1500度の炉と向き合う現場は熱気と緊張感に包まれており、参加した連携推進員は、製品ごとに複数名でチームをつくり分業制で製作を進めていること、若手の職員が多いことに驚いていました。

次に研修室に移動し、工場長の中川洋之氏から、会社概要について具体的なエピソードを交えてご説明いただきました。北洋硝子は1949年に漁業用の「浮き玉」製造に始まり、1973年には、「宙吹き」技法(型を使わず吹きながら宙で形をつくる技法:最難関の技術)を用いて国内トップになったこと、プラスチック製の「浮き玉」普及に伴い方向転換を余儀なくされ、大型花瓶の生産に移行していったこと、さらに時代の変遷とともに食器等の創作に取り組み現在に至ることなどをお話しいただきました。高い技術力と、試行錯誤を重ねて独自に開発した100を超える色のレシピが北洋硝子の強みであることもご説明いただきました。

最後に、グループワークを実施し、津軽びいどろとのコラボ商品についてアイデアを出し合いました。参加者からは、「キャラクターとのコラボ」「伝統工芸品とのコラボ」「県内40市町村をイメージした柄・色の商品開発」などが提案されました。また、身近に置きたいという思いから、「眼鏡(サングラス)」、「マイボトル(水筒)」や「パソコン用マウスパッド」があれば嬉しいとの意見もありました。

次回(11月14日)は、「ワクワクしないとはじまらない!~地域課題解決を楽しんでみるための手立て~」と題して、ものごとを考える際の視点の置き方について学んでいきます。

工場見学の様子
コラボ商品について相談する様子

これまでの弘前大学連携推進員 定例ミーティングの様子はこちら

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