弘前大学では、本学と包括連携協定を締結している県内自治体・金融機関等の若手職員(連携推進員)が、様々な視点や観点から地域課題や地域活性化について学ぶ機会を提供しています。
令和7年9月19日(金)に開催した第6回定例ミーティングでは、講師に研究・イノベーション推進機構の山科則之URAをお迎えし、「地域と大学をつなぐコーディネーター!~産学官金連携プロジェクトを学ぶ~」と題して、講義とグループワークを実施しました。
前半は、山科URAから、他大学を含めた大学の活用事例についてお話しいただきました。本学の事例では、路線バスやねぷたの現在位置をWeb上でリアルタイムに表示する安価なシステムを開発し、水温・湿度や河川の水位情報の収集にも応用可能であること等の説明がありました。また、産学連携では、りんごの剪定枝を原料とした紙糸のパルプ比率向上に関する研究や、共同研究トライアルファンドについて、さらに、本学が実施している起業支援についてお話しいただきました。
後半のグループワークでは、はじめに、具体的な困りごとや相談事例を出し合い、次に、その中から1つの困りごとを選び、解決に向けて大学とどのように連携していくのかを議論しました。複数のグループが熊対策を取り上げており、喫緊の課題であることが浮き彫りになりました。
次回(10月10日)は、北洋硝子株式会社(青森市)を訪問し、「津軽びいどろ~職人が紡いだ四季を感じるハンドメイドガラスに触れる~」と題して、学外研修を実施します。



