弘前大学は、令和7年9月26日(金)に青森県むつ市「むつ来さまい館Bホール」において、「令和7年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、今年度は令和7年7月25日から10月17日まで全4回の開講を予定しています。
第3回は、弘前大学 加藤陽治 名誉教授から「秋には特に恋しくなるイモ類。栄養素を知ることで、もっともっとイモが愛おしくなること間違いなし。」と題した講義が行われました。講義では、ジャガイモに含まれるビタミンCはミカンと同等であることやナガイモの生食はインフルエンザ予防の効果がある等といった、イモの種類ごとに特徴や栄養成分の説明がなされました。引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏から、サツマイモを活用した「リンゴとサツマイモの金団」や「サツマイモのサブジ(インド料理)」等についての試食及びレシピ説明が行われました。
18名の受講者からは、「イモは身体に良いことがわかったので、適量をとって健康増進に努めていきたい」「ナガイモがインフルエンザの予防になることを知り、勉強になった。友人にも教えてあげようと思う」といった声が挙がる等、有意義な講義となりました。



