弘前大学連携推進員 第5回定例ミーティングを開催しました

更新日 2025.09.02

弘前大学では、本学と包括連携協定を締結している県内自治体・金融機関等の若手職員(連携推進員)が、様々な視点や観点から地域課題や地域活性化について学ぶ機会を提供しています。

令和7年8月22日(金)に開催した第5回定例ミーティングでは、黒石市のシェアスペース「Circleこみせ」において、講師にNPO法人Motion理事長の佐藤 裕 氏と、こみせ通りでシェアスペースやチャレンジスペースを提供している一級建築士の古川 正敏 氏をお迎えし、「黒石のファーストペンギンと語ろう!」と題して、学外研修を実施しました。

はじめに、古川氏から、新たな取組である「空き家ハント」(空き家の利活用を考える内覧イベント)の会場(旧内科医院)で、空き家の実情や内覧イベントの結果を共有いただきました。「医者がいなくても元気になれる病院」というコンセプトのもと、現在、複数の方が、それぞれの部屋で思い思いに改修しながら準備を進めているとの説明がありました。

次に、研修会場に移動し、講師のお二方から取組内容をご紹介いただきました。今年度「黒石こどもねぷたプロジェクト」を立ち上げた佐藤氏からは、「こどもによる、こどものための、こどものねぷた」のコンセプトのもと、予算面などの様々な課題を乗り越え、制作から運行まで成し遂げた状況を赤裸々にお話しいただきました。最優秀賞を受賞したことも大きな喜びだったそうですが、それ以上に、こどもたちが制作の過程で、自ら考え、進んで協力していく様を見ることができたことが何よりの成果だと強調されていました。

古川氏からは、「空き家ハント」を実施するに至った経緯についてお話しいただきました。大学卒業後、神奈川県内で務められた後に、ご夫婦で黒石市に移住されたこと、空き家を持つ家主さんの悩みに応えるため「空き家ハント」を実施していること、空き家情報と空き家を探している人をつなぐ役割を担うことで、地域課題の解決に取り組んでいきたいと考えていることなどをお話しいただきました。

最後に、参加者で、旧内科医院の活用についてアイデアを出し合い、研修を終えました。
※小さな本屋さん、フォトスポット、様々な音楽に触れる場、癒しスペース、屋上に芝生やハンモック、テントを置くなど、様々なアイデアが提案されました。

次回(9月19日)は、「地域と大学をつなぐコーディネーター!~産官学金連携プロジェクトを学ぶ~」と題して、連携と起業を中心に、大学の活用について考えていきます。

「空き家ハント」会場見学の様子
佐藤氏による講演
古川氏による講演
参加者集合写真

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