弘大じょっぱり起業家塾2024成果発表会・修了式を開催しました

更新日 2025.01.08

弘前大学は2024(令和6)年12月12日、同大創立50周年記念会館において、起業家マインドを持って地域で活躍できる人材を育成することを目的とした「弘大じょっぱり起業家塾2024」の成果発表会並びに修了式を開催しました。

成果発表会では、令和6年6月から12月にわたり基礎・実践コースを履修し、各々のビジネスプランを練り上げてきた受講生のうち事前審査を通過した5組がビジネスプランを発表しました。審査は「理念・意義・目標」「優位性」「実現可能性」「市場性・収益性」の4つの観点から行われ、受講生は限られた時間ながら、講師の指導を受けブラッシュアップを重ねた事業内容を審査員に対してアピールしました。審査員からはプランの実現に向けた多くの意見やアドバイスが相次ぎました。

修了式では、弘大じょっぱり起業家塾の橋本恭男塾長(弘前大学理事(社会連携担当)・副学長)から、履修条件を満たした受講生一人一人に履修証が授与されました。続いて、審査結果が発表され、認知症患者を持つ家族の精神的負担を軽減する認知症デバイスを提案した弘前大学医学部医学科4年の峯田陽さんのビジネスプラン「壁掛け認知症デバイス」が優秀賞を受賞しました。また、特別賞として、弘前市の伝統工芸津軽竹かごの販売事業計画を提案した岩木地区地域おこし協力隊の伊谷翼さんが受賞しました。

橋本塾長からは、「受講生の発表内容はそれぞれ相違工夫を凝らし,こだわりがある発表内容だった。また、青森や弘前に愛情、愛着をもったビジネスプランになっていて非常に素晴らしい発表内容だった。履修証を授与された14名の受講生は、本起業家塾の講義で学んだことを活かし、今後の糧にして大きく飛躍してほしい」と挨拶がありました。

受講生を代表して、岡田竜彦さんから本起業家塾で学んだ成果に対する挨拶があり、修了式を閉会しました。

【注釈】じょっぱり=津軽弁で意地っ張りの意。「じょっぱり起業家」とは困難な状況にもしなやかに適応し、強い郷土愛を兼ね備えた起業家のことをさす。

発表する受講生
挨拶する受講生

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