弘前大学を含む弘前市内の5大学で構成している「大学コンソーシアム学都ひろさき」では、令和6年12月22日(日)に、5大学合同シンポジウム「今後の地震防災」を土手町コミュニティパーク(青森県弘前市土手町)で開催しました。聴講方法は公開視聴及び青森県弘前市内のローカルニュースを扱う動画配信サービス(アップルストリーム)でのライブ配信によるハイブリッド形式で実施しました。当日は公開視聴及びライブ配信で約140名が聴講しました。
本シンポジウムの第1部では、弘前大学大学院地域共創科学研究科 片岡俊一 研究科長を講師に迎え、南海トラフ地震を例に地震の発生メカニズムをご説明いただきました。また、片岡研究科長からは、青森県の地震被害想定、被害軽減のためには事前対策が最も重要とし、「知識」「体の動かし方」「やる気」を身に付けてほしいとのお話がありました。
第2部では、パネリストとして弘前大学社会連携担当 橋本恭男 理事と弘前大学教育学部3年の千葉菜々子さん(岩手県釜石市出身)を交えパネルディスカッションを行いました。橋本理事は自治体での勤務経験から行政目線での災害対策・対応を紹介し、千葉さんからは東日本大震災からの経験をもとに住民が事前に何をし、災害発生時にはどのような行動をすべきかが述べられました。
会場を訪れた参加者からは、「テーマが日頃から関心が高いもので県内の状況や日本の状況について詳しく知ることができて良かった」、「パネルディスカッションで自分や家族で出来る対策を考えることができた」等の声が聞かれ、有意義なシンポジウムとなりました。
◯アーカイブ配信(アップルストリーム)URL
https://applestream.jp/17597/