令和6年度弘前大学むつサテライトキャンパス公開講座「食育健康講座(4回目)」を開催しました

更新日 2024.11.05

弘前大学は、令和6年10月18日(金)に青森県むつ市「下北文化会館」において、「令和6年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。

本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。

本公開講座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和6年8月9日から10月18日まで全4回を開講しました。

最終回となる第4回は、弘前大学名誉教授 加藤陽治から「豊富なβカロテン、ヴィタミンEで老化防止を!粘膜や皮膚を強化して厳しい冬に備えよう!」と題した講義が行われました。講義では、カボチャは抗酸化作用が強いβカロテンの他に食物繊維・カリウム等の栄養素も多く含まれ、摂取することで皮膚の老化等に効果がある旨が説明されました。また、捨てがちな皮や種にも果肉以上に栄養素が含まれていることが説明され、種の美味しい食べ方も紹介されました。

引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏から、カボチャを活用した「ピラフ」や「スープ」等についてのレシピ説明及び試食が行われました。15名の受講者からは、「カボチャの栄養価は少し知っていたつもりだったが、より詳しく知ることができよかった」「明日は早速かぼちゃのポタージュにする」等といった声が挙がる有意義な講義となりました。

(講義をする加藤名誉教授)
(レシピ説明をする坂本料理研究家)
(カボチャのピラフとカボチャのポタージュ)

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