弘前市内の5大学(弘前大学、弘前学院大学、柴田学園大学、弘前医療福祉大学、放送大学青森学習センター)で構成している大学コンソーシアム学都ひろさきでは、令和6年10月25日(金)に「学生視点によるSDGs~持続可能な街づくり~」をテーマとした、令和6年度弘前市長及び加盟大学長との懇談会を弘前学院大学で開催しました。
はじめに、櫻田市長より『市と各大学との連携状況』について説明があり、「各大学では、様々な分野において特色や専門知識を取組に活用させていただいており、今後も各大学との連携のもと、より効果的な取組を推進してまいりたいと考えている」旨の発言がありました。また、「大学コンソーシアム学都ひろさき」の学生委員会「いしてまい」に関するSDGsへの貢献についても話題に挙げられました。SDGsの目標は多岐にわたるため、それぞれの分野でできることから取り組む必要があり、大学、サークルの活動趣旨を活かせる分野で議題解決に取り組む姿勢や、活動を指導・支援している方々についても御礼が述べられました。
次いで、弘前市のSDGsに関して、日本一のりんご産地を未来へつないでいく取組についても紹介がありました。また、弘前の街に市民や観光客が来るような「目的をたくさんつくることが街のにぎわいにつながる」ということや、弘前市では「街づくりと健康」をキーワードに進めている旨の説明がありました。
各大学長からは、大学としてのSDGsへの取り組み内容や、弘前市としての課題も挙げられ、「土手町の衰退」「インバウンド対応」「コンソーシアムの新規事業づくり」「伝統工芸品」「街づくり」など、さまざまな話題が挙がりました。
最後に、櫻田市長より「国がやるのではなく、市民一人一人が取り組まなければSDGsの実現にはつながらない」「皆さんからいただいた意見をもとに、弘前の街を元気にしていきたい」との挨拶がなされました。