弘前大学は、令和6年8月9日(金)に青森県むつ市「むつ来さまい館」において、「令和6年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和6年8月9日から10月18日まで全4回の開講を予定しています。
初回は、弘前大学農学生命科学部准教授 前多隼人から「夏野菜の代表ゴーヤとズッキーニで暑い夏を乗り切ろう」と題した講義が行われました。講義では、ゴーヤ・ズッキーニにビタミン・ミネラルが多く含まれており、摂取することで体内での鉄分吸収やコラーゲン合成が促進されること等について説明がなされました。引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏から、ゴーヤとズッキーニを活用した「豚肉・梅肉・ニンニクとの炒め物」や「クリームチーズとハムの黒胡椒和え」等についてのレシピ説明及び試食が行われました。20名の受講者からは、「栄養価等についてとても解りやすく、体に良いことを知ることができた」「ゴーヤ・ズッキーニは苦手だったが、こういった調理方法だと美味しく食べられる」等といった声が挙がる有意義な講義となりました。