弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは、令和6年2月17日(土)に、地域の小学生を対象に、研究体験事業として「大学の研究ってなにしてるの?」を実施しました。
本学ボランティアセンターでは、弘前市、弘前市社会福祉協議会と協働で市内中学生を対象とした学習支援教室「あっぷる~む」の実施や、市内の子ども食堂や学習支援活動へ学生ボランティアを派遣するなどの支援を継続的に行っています。
本事業はその一環であり、児童を対象として、弘前大学の研究に触れてもらい、大学についての理解を広げるとともに、大学の研究に触れることによる刺激を与えることを目的としています。当日、参加児童は、学生ボランティアとともにテーマの異なる2つの講義を体験しました。
まずはじめに、理工学研究科 鳥飼 宏之 教授より「流れの科学を体験して学ぼう」をテーマとした講義が行われました。子どもたちは、回転しながら進む物体に進行方向に対しての揚力が働く「マグナス効果」について学びながら、紙コップ飛行機を飛ばす実験の中で「どうすればより遠くに飛ぶか」を考え試行錯誤していました。
次に、教育学部 佐藤 剛 准教授による「歌って覚える英語の授業」をテーマとした講義では、子どもたちは佐藤准教授の「歌を歌うことでより英語を覚えやすくなる」という提案で、講義の中で英語の歌を歌いながら、英語特有の表現やリズムを学びました。
子どもたちは、実験等に熱心に取り組み、また教員からの問いかけに積極的に答え、大変楽しんでいる様子でした。また、学生ボランティアや教員と子どもたちが笑顔で会話する場面もあり、本事業は和やかな雰囲気で進んでいきました。
本センターでは、今後も地域の子どもを対象とした学習支援活動を、様々な形で支援していく予定です。