弘前大学では、青森県知事　宮下 宗一郎 氏による講演会「青森県基本計画『青森新時代』への架け橋」を、令和6年1月16日（火）に弘前大学創立50周年記念会館みちのくホール及びオンライン配信にて開催しました。

この講演会は、弘前大学が地域活性化の中核拠点としての機能充実・強化に向け、地域を志向とした事業の展開や、青森県の経済に対する見識を深め、今後の地域創生の取組を強化することを目的として開催されました。

講演会には、会場及びオンライン配信合わせて480名の参加があり、福田学長をはじめ、役職員・学生が耳を傾けました。講演者の宮下青森県知事からは、青森県基本計画の基本理念「ＡＸ（Ａｏｍｏｒｉ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎ）～青森大変革～」や、「しごと・健康・こども・環境・交流・地域社会・社会資本」の7つの政策テーマに沿って2040年のめざす姿「若者が、未来を自由に描き、実現できる社会」の具体像と政策・施策について説明があり、将来への明るい兆しと立ち向かうべき課題の両方を理解しながら、「挑戦・対話・ＤＸ」を基盤に「青森新時代」を実現していきたい旨が語られました。また、取組の成果や課題については都度検証すること、県民に参画してもらえるような行政にするために伝わる情報発信をすること等、計画の推進についても述べられました。

講演後に福田学長からは、宮下青森県知事の描く「青森新時代」の実現には、私たち、特に若者が、青森県の未来について自分事として捉えて行動する必要があることや、より早い実現のために本学も協力していきたい旨の発言がありました。また、本講演会に対する御礼の言葉とともに、本学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場で品種開発・育成しているリンゴを使用した「弘大うまれのリンゴ5品種ジュースセット」が贈呈されました。