10月19日(木)、第7回連携推進員ミーティングを開催しました。今回のミーティングは「不確かな現在と将来を見据えるデータ分析能力とはどのようなものか」をテーマに、レクチャーとディスカッションを行いました。
まず前半は、沢田かほり助教(医学研究科)から「健康データを活用した健康づくりの取り組みについて」と題したレクチャーがありました。レクチャーを受ける前に、ミーティング参加者は、会場に運び込まれた体組成計やベジチェックを用いてQOL健診の体験をし、健康に関するデータが即時に「見える化」されることの効果を実感しました。その上で、弘前大学が企業や自治体等と連携しながら進めている、短命県返上のための様々な取組について、説明がありました。
後半は、連携推進員の各所属機関での健康課題や、それらの課題を解決するために把握する必要があるデータについて議論を行い、職場での昼食を含めた食生活の状況や、高齢者の運動の状況、健康を重視しない意識を有する人びとの割合、産業別の平均寿命など、様々なデータの必要性と、それらを「見える化」したうえで対策を検討していく必要性が浮かび上がりました。
なお今回のミーティングの開催にあたっては、沢田助教と事務局に加え、県内農産物の価値向上とヘルスケアとを掛け合わせる視点に関心をもつ連携推進員の工藤健斗氏(農林中央金庫)が事前打ち合わせに参画し、ミーティングの方向性等について検討を行いました。