弘前大学では、令和5年10月3日(火)に青森県西津軽郡深浦町「町民文化ホール」において、「令和5年度深浦エコサテライトキャンパス公開講座」を深浦町と共同で開催しました。
本サテライトキャンパスは、高等教育機関がない青森県西海岸方面において、深浦町を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年5月に弘前大学と深浦町がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置しているものです。
本公開講座は、深浦町における戦後開拓について、教育学部 髙瀬 雅弘 教授から「深浦の開拓地の記憶-戦後を切り拓いた人びと-」と題して講義が行われました。
講義では、深浦町長慶平地区及び東野地区での戦後開拓について触れ、当時の暮らしや、学校が地域の中核となっていたことについて解説があり、学校資料は地域の歴史を知る重要な手がかりとなること等が説明されました。
当日は29名が参加し、参加者の中にいた長慶平地区出身の方からも、これまで知りえなかった当時の様子等が詳細に述べられ、盛会のうちに閉会しました。