弘前大学では、令和5年8月25日(金)に青森県むつ市「来さまい館」において、「令和5年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』(2回目)」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、青森県下北地域における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和5年7月28日から10月20日まで全4回の開講を予定しています。
第2回目は、弘前大学名誉教授 加藤陽治 から「畑の肉!大豆製品を食べて健康に!」と題した講義が行われ20名が聴講しました。
講義では、大豆の栄養成分や特長についての説明、効果的・効率的な摂取方法のポイントについての紹介がされました。引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏から、枝豆を活用した「炊き込みご飯」と「冷製スープ(ヴィシソワーズ)」等についてレシピ説明及び試食が行われました。
その後の質疑応答では、「効果的な納豆の摂取時間帯」、「納豆の加熱・冷凍時の栄養成分の変化」について質問があり、「同じ物でも、大豆だと豆類に分類され、枝豆だと野菜類に分類される事を初めて知った」といった感想があるなど、有意義な講義となりました。