弘前大学は、令和5年3月30日(木)に八戸市において、相互の密接な連携と協力により、地域の課題に迅速かつ適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的として、八戸市との包括的な連携協定を締結しました。
締結にあたって、熊谷 雄一 市長から、連携協定締結を機に、現在、弘前大学が企業と共同で研究を進めているリチウムイオン電池からリチウムを効率的に採取・回収する技術を八戸市で事業化する可能性に関する調査研究、および、弘前大学の養殖分野の研究による知見を活用したつくり育てる漁業を目指す調査研究を、共同で進めていきたい旨の挨拶がありました。
引き続き、福田 眞作 弘前大学長から、「弘前大学は『世界に発信し、地域と共に創造する』をスローガンに教育研究活動を展開しており、平成14年の弘前大学八戸サテライトの設置以来、産学官の研究協力や生涯学習、広報活動等で八戸市と密接な連携を図ってきたところであるが、さらに多岐の分野で連携協力関係を結べることは本学として非常に意義があり、今後は本学の研究成果とマッチングを図り、地域社会の発展に貢献していきたい」旨の挨拶がありました。
締結式には、八戸市から熊谷市長ら3名が、弘前大学からは福田学長ら4名が出席しました。本学と県内市町村との包括連携協定締結は今回で19件目に当たります。