弘前大学は、令和5年2月28日(火)に七戸町において、相互の密接な連携と協力により、地域の課題に迅速かつ適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的として、七戸町との包括的な連携協定を締結しました。
締結にあたって、小又 勉 町長から、実証研究をスタートとして、産業、福祉、人財育成、教育、文化など課題となる分野に積極的に取り組んでいく旨の挨拶がありました。
引き続き、福田 眞作 弘前大学長から、「弘前大学は『世界に発信し、地域と共に創造する』をスローガンに教育研究活動を展開しており、地域の活性化と大学の発展は相互的なものであり、研究成果を地域課題解決に繋げるには大学の力だけでは不十分である。七戸町とは、地域の再生可能エネルギーに関する実証研究や地域特産品の高付加価値化を皮切りに、さらに多岐の分野で連携協力関係を結べることは本学として非常に意義があり、今後は本学の研究成果とマッチングを図り、地域社会の発展に貢献していきたい」旨の挨拶がありました。
本包括連携協定締結を契機に、「七戸町ローズカントリー調査研究事業」として七戸町特産作物の開発等に資する風力や地中熱などの再生可能エネルギーの実証研究を行うことでデータを蓄積し、将来的には再生可能エネルギーを活用した特産作物の選定と栽培実験を行う計画です。
締結式には、七戸町から小又町長ら9名が、弘前大学からは福田学長ら9名が出席しました。本学と県内市町村との包括連携協定締結は今回で18件目に当たります。