弘前大学地域創生本部は、令和5年1月25日(水)弘前市教育委員会との共催により、「第3回 弘前市公民館関係職員研修会」を弘前市岩木文化センターにて開催しました。
本年度第3回目となる今回は、第2回研修会の内容を踏まえ、「地域事情に合わせて何か新しいことを考えてやってみよう~具体的に考えてみよう~」のテーマのもとワールドカフェ方式に他館と意見交換しながら新たな取り組みを具体的に考えるワークショップを行いました。
始めに、ファシリテーター 野口 拓郎 氏(弘前市公民館等活性化アドバイザー)から研修会の流れについて説明の後、他館の職員とグループを組み意見交換を行いました。初めは緊張している様子も見られましたが、徐々に緊張もほぐれ和やかな雰囲気の中で他館の職員と様々な意見交換が行われました。
次に、自館のグループに戻り、他館と意見交換した内容も踏まえ、来年度の新規取り組み計画書を作成しました。野口 拓郎 氏から「取り組みを一つに絞ることで、やるべきことが見えてきた館も多かった。まだ絞り切れていない館では、職員会議等で絞り込み、今後の計画を立てて欲しい。」と講評がありました。
また、本学教育学部 越村 康英 准教授からは、「ユニークな取り組み計画がたくさんあり、わくわくしながら見せていただいた。新しい取り組みは、地域のどんな現実に根ざしてやるものなのか、うまく地域の魅力を活かしながら取り組める可能性はないのかを改めて考え直してみると、より面白い魅力的な動きが次年度から生まれてくるのではないか」、本学教育学部 深作 拓郎 講師 (兼 地域創生本部人材育成部門員)からは、「楽しみながら計画を立てることが大切であり、今回の研修では児童館、学校などの他機関といかに繋がっていくかという視点も見られ、今後、この研修会を通して公民館を利用していない人にも知ってもらえるような取り組みができると確信できた」と講評がありました。
最後に、新和公民館 竹浪指導員が8月の大雨による水害発生状況をまとめた防災に関する取り組み事例を発表し、今後は、自主防災組織を作る取り組みをしていきたいと述べました。
来年度は、今回の研修会で作成した取り組み計画書をもとに、公民館ごとに新しい取り組みにチャレンジしていきます。