令和4年11月17日(木)に第8回連携推進員定例ミーティングを開催しました。
第8回ミーティングでは、通年テーマの「2050年の青森県を考える」の各論編の第4弾として、「青森県の子ども・子育て事情と大学の取り組み」をテーマに、教育学部・深作拓郎講師からのレクチャーを受けました。
まず、子どもが育つこととは子ども自身が育つことであるという基本視点を示しながら、子どもに関わる政策施策の近年の傾向等について講義を行った後、子ども達が育つ場である地域で今、何が起きているのか、身近な事例がいくつか示され、これについてグループで話し合いを行い、問題を認識し、その背景について考えることを促しました。
次に、本学地域創生本部地域創生人材育成部門の取組として、弘前市と連携した「放課後の子どもの居場所づくり研修会」の取組が紹介され、継続して実施することにより現場と行政に変化が現れ始めたことなど、取組の成果、課題、今後の展望が示されました。
また、子ども・若者の自己肯定感の低さが指摘される中、子どもの遊び環境や地域での居場所の乏しさなどに危機感を抱いたことから、アクションリサーチとして「こどものまちミニひろさき」に取り組んでいることが紹介されました。この取組は、子どもの遊びが基軸であり、個々の発達に応じた主体的な参加と合意形成が展開されており、子どもだけの子どもならではの「公共」が発生しているとの分析も示されました。最後に、地域社会における「教育」機能や、地域社会での学びを作るために必要なことについて、総括がありました。
活動の様子