りんご産業の発展には良食味の新品種への更新による消費拡大も重要とされる。民間も含めて数多くの新品種が育成され、さらに海外からも日本に品種登録申請する新品種が増加し、これまでそれらを総合的に評価することが行われていない。また、海外では新品種の知財を活用したクラブ制が導入され、それが品種のブランド化、品質、価格の安定化そしてりんごの消費拡大や品種育成のための研究資金の獲得に寄与しているといわれている。 地域共創科学研究科研究プロジェクトでは、県内にある国内外の新品種を収集し、総合的に試食評価を行うとともに、青森県内でクラブ制を利用することの是非についてアンケート調査を行ってきた。今回のシンポジウムは地域のりんご関係者とこの研究成果を共有することを目的に開催する。
実施済