弘前大学では、令和4年10月11日(火)に青森県むつ市「まさかりプラザ」において、「令和4年度むつサテライトキャンパス『ジオパーク講座』(2回目)」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、本州最北端に位置する下北ジオパークの魅力や特徴について、下北ジオパーク関係者や一般市民を対象に開講しており、今回は、弘前大学農学生命科学部 教授 石田 清 から「温帯多雪域の樹木の季節対応」と題した講義が行われました。
講義では、下北ジオパークを含む北東北地域で見られる積雪上での樹木の開葉は珍しいことと、その進化について、また、温暖化による植物への影響等の解説がありました。
講義終了後は参加者から「温暖化で植物が淘汰されていくのか。」「植物は温暖化に適応していくものなのか。」といった質問が寄せられ、13名が参加する有意義な講義となりました。