弘前大学では、令和4年8月24日(水)に青森県むつ市「来さまい館」において、「令和4年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」(2回目)を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置したものです。
本公開講座は、青森県下北地方における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和4年7月22日から10月19日まで全回の開講を予定しています。
第2回目は、弘前大学名誉教授 加藤陽治 から「米の健康栄養機能を考える」と題した講義が行われました。
講義ではお米の食味に係わる成分や部位毎の栄養素、機能性成分、急激な血糖値上昇を抑えるポイントについて説明がされ、引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏 からお米を活用した「パエリア」や「ピラフ」等についてのレシピ説明及び試食が行われました。
約10名の受講者からは、雑穀米の効果等について質問が飛び交う有意義な講義となりました。