弘前大学連携推進員 第4回定例ミーティングを開催しました

更新日 2022.07.29

令和4年7月21日(木)に今年度第4回目となる連携推進員定例ミーティングを実施しました。
第4回ミーティングでは、通年テーマの「2050年の青森県を考える」ために必要な手法である、バックキャスティングの考え方を理解することを目的として、地域戦略研究所・福田覚准教授からのショートレクチャーを受けました。
そのうえで、第2回ミーティングの議論でアイデア出しをした「人口減少した2050年の青森県において、むしろ強みとなっている点」からグループで項目を1つ選び、その強みを実際に実現するには、具体的にいつ、どのようなことを進めていけばよいのか、バックキャスティングの考え方をもとにグループで討論し、意見をまとめました。

なお、今回掲載している図表は、限られた時間内で議論した内容を、模造紙をもとに、記録のため書き起こしたものです。今後のミーティングでは、今回の内容をさらに議論の素材とし、ブラッシュアップしていくことを目指します。


<Aグループ:テクノロジーが浸透した2050年の青森県に向けて>

✓Aグループでは、現在政府が推進しているデジタル田園都市構想等も踏まえつつ、2050年に、地域でこそテクノロジーが浸透している姿にたどり着くにはどのようなステップが必要か、議論を行いました。
✓具体的には、「人口の偏りがなく、どの地域もある程度賑やかで、テクノロジーの格差もない社会」を2050年の青森県のあるべき姿として設定し、そのために必要なステップを、「産業」「生活」の二つの視点を盛り込みながら議論しました。


<Bグループ:移民の受け入れが進んだ 2050年の青森県に向けて>

✓Bグループでは、世界的に人口増加が進む中で、人口減少が進む青森県においては移民の受け入れも進めるべきではないか、という視点から議論を行いました。
✓議論の結果、約80万人まで人口が減ることが見込まれている2050年の青森県において、移民が20万人定住していることを目指す姿として設定し、そのために必要なステップを以下の通り議論しました。


<Cグループ:人口減少下でも食料生産が強みとなっている 2050年の青森県に向けて>

✓Cグループでは、人口減少下においても、豊かな青森県の自然環境を活かして食料生産を強みにし続けるには、どのようなステップが必要か、議論を行いました。
✓具体的には、食料の「生産量」が多いことを強みとし続けることには、かえってリスクがあるのではないかという視点から、2050年には食料生産の「技術」が強みとなっている状態を目指す姿とし、そのために必要なステップを以下の通り議論しました。


<Dグループ:人口減少下でむしろ若年層の活躍が促進された2050年の青森県に向けて>

✓Dグループでは、人口減少下において、むしろ若年層の活躍が促進された2050年の青森県を実現するにはどのようにすればよいか、議論を行いました。
✓具体的には、2050年時点の労働者の平均年齢を引き下げるという具体的な目標を設定し、そのために若者自体の数、さらに若者による起業を増やすことが必要であるという視点から、あるべき姿の実現に必要なステップを以下の通り議論しました。

 地域戦略研究所 福田 覚 准教授によるショートレクチャー
地域戦略研究所 福田 覚 准教授によるショートレクチャー
グループ発表の様子1
グループ発表の様子1
 グループ発表の様子2
グループ発表の様子2
グループ発表の様子3
グループ発表の様子3

 
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