令和4年1月19日、起業家マインドを持って地域で活躍できる人材を育成することを目的とした「弘大じょっぱり起業家塾2021」の成果発表会を、ZOOMビデオ会議システムを用いオンラインで開催しました。
成果発表会では、令和3年7月から12月にわたり基礎・実践コースを履修し、各々のビジネスプランを練り上げてきた受講生のうち事前審査を通過した5名が、これまで学習してきた成果をもとに作成したビジネスプランを発表しました。審査は「理念・意義・目標」「優位性」「実現可能性」「市場性・収益性」の4つの観点から行われ、受講生は限られた時間ながら、講師の指導を受けブラッシュアップを重ねた事業内容を審査員に対してアピールしました。
発表終了後、審査が行われ、弘大じょっぱり起業家塾の石川隆洋塾長(弘前大学理事(社会連携担当)・副学長)から、受賞者が発表され、弘前大学で製作・実験していた安価で小型のコンピュータを利用した農業のIT化・自動化について提案した高野侑さんのビジネスプラン「無線通信を利用した気象観測及び農業のIT化」が、最優秀賞を受賞しました。
石川塾長からは、「レベルの高いビジネスプランばかりで、入賞者以外にも奨励賞をあげたい気持ちであった。引き続き起業の思いを強く持ち、ビジネスプランの実現に向けて取り組んでいただきたい。皆さんの今後のご活躍を期待している。」と挨拶がありました。
最優秀賞を受賞した高野侑さんからは、「構想で終わらせるだけでなく、これを実現させ、より良いものを作って、地域貢献,農家の皆様に貢献していきたい。」と挨拶があり、成果発表会を閉会しました。
※じょっぱり=津軽弁で意地っ張りの意。「じょっぱり起業家」とは困難な状況にもしなやかに適応し、強い郷土愛を兼ね備えた起業家のことをさす。