講師訪問型研修:三岳児童センター野あそび (令和3年10月2日)を開催

更新日 2021.10.04

弘前市と共催し,令和3年10月2日(土)に三岳児童センターで、第2回放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会・講師訪問型研修~野あそび しろちゃんからのてがみ~を開催しました。

毎年行っている本研修ですが、6月に開催予定であった第1回研修は、コロナウイルス感染拡大のため2月に延期しており、今回の研修については、参加者を限定し開催しました。

講師に上木秀美氏(えひめこどもの城 児童厚生員)を迎え、三岳公園で虫取りなどの野遊びを行いました。研修では、「しろちゃんからのてがみ」と題して、妖精のしろちゃんから届くメッセージに沿って植物や昆虫を探しました。

最初に、公園内に隠された19個の工作用モールを探し、数を数える遊びをしました。初めは数個しか見つけられなかった子ども達でしたが、何度も挑戦していくうちに、たくさん見つけられるようになりました。また、ただ歩くだけではなく、しゃがんだり遠くも見てみたりと回数を重ねるごとに探し方にも工夫が見られました。次に、虫や草花を探しに公園内を自由に探索しました。子どもたちは、虫取り網や虫かごを持って、思い思いの場所を探し、バッタやコオロギ、トンボなどを見つけては、喜びの声をあげていました。さらに、昆虫だけではなく、草花にも注目したりと、普段の活動よりさらに熱心に公園内を駆け回っている姿が印象的でした。また、時間がたつにつれて、たくさんトンボがいる場所を見つけたり、きのこやザリガニを見つけたりと、多くの発見があり、興奮した様子で、講師や先生方に報告していました。最後に採った虫や植物を写真に収め、紹介し合った後、元の場所に返して野遊びが終了しました。今後は、撮影した写真を使用し、次の活動に繋げていく予定です。

約2時間の野遊びでしたが、子どもたちからはまだ帰りたくないなどの声があがるなど、飽きることなく取り組むことができました。

参加した三岳児童センター職員からは、ストーリーの中に課題があったことで、普段よりも集中して、必死に虫取りに取り組んでいたとの感想が寄せられました。また、普段の野遊びでは下を見がちな子ども達ですが、上を向いて観察する機会が多かったりと、普段気が付かない変化があったとのことです。

講師の上木氏からは、継続的に活動を行うことで、昆虫や植物を観察する目を養い、日常の延長線上に自然を感じたり、視覚だけではなく嗅覚からも発見がでてくればと話していました。

今後も三岳児童センターとしろちゃんとの交流は続き、年明けの研究発表にて成果の報告が行われる予定です。

 

虫取り前の様子 しろちゃんからのてがみを読む子どもたち 虫取りの様子 採取した虫などを披露する様子

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