弘前大学では、令和3年7月7日(水)に青森県むつ市「来さまい館」において、「令和3年度むつサテライトキャンパス『食育健康講座』」を開催しました。
本サテライトキャンパスは、青森県下北地域において、むつ市を中心に学生の滞在型学習、大学講義レベルの公開講座・講演会等の実施、大学の各種広報活動、その他地域の活性化に資する事業を実施することにより、賑わいの創出とともに、地方創生や人材育成等に貢献することを目的として、平成28年7月にむつ市、弘前大学及び青森中央学院大学がバーチャル型のキャンパスとして共同で設置しているものです。
本公開講座は、青森県下北地方における特産の農水産物を素材に、弘前大学等のシーズを活用し、その機能性や機能を活かした調理方法等を紹介するもので、食育文化の向上により、生産者はもとより加工業者や販売に関わる業者のモチベーションを高め、地域産業の活性化を図ることを目的として、令和3年7月7日から10月30日まで全4回の開講を予定しています。
初回は、弘前大学農学生命科学部 准教授 前多隼人 から「肉を上手に食べて健康長寿に」と題した講義が行われました。講義では肉に含まれる油やアミノ酸、機能性ペプチドについて説明があり、効果的な摂取方法等について説明がなされました。引き続き、料理研究家 坂本謙二 氏 から鶏肉を活用した「棒々鶏サラダ」や「エスニック風炊き込みご飯」についてのレシピ説明及び試食が行われました。約30名の受講者からは、ブランド豚や牛の油の特徴等について質問が飛び交う有意義な講義となりました。