弘前大学は、令和3年6月28日(月)に階上町役場にて、相互の密接な連携と協力により、地域の課題に迅速かつ適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展に寄与することを目的として、青森県三戸郡階上町との包括的な連携協定を締結した。
締結にあたって、浜谷 豊美 階上町長から、弘前大学の農業分野の強みを最大限に活用させていただき、本町の魅力を高めるために地域ブランドの一つである「階上早生そば」について、生産・加工・流通・消費の改善策を検討し、町内観光施設を拠点としたそば消費拡大によってそばの町のイメージを定着させ、地域ブランド力を更に推進していきたいと考えており、今回の包括連携協定締結によって町の将来を見据え魅力あるまちづくりに努めていきたい旨の挨拶があった。
引き続き、福田 眞作 弘前大学長から、弘前大学は「世界に発信し地域と共に創造する」をスローガンに社会連携・地域貢献に取り組んできた。その大きな柱の一つが自治体と共同で地域課題に取り組むことであり、これを確実に実現するために本包括連携協定を締結し、今後は「階上早生そば」の地域ブランド力向上に向けた連携調査研究事業を推進していきながら、地域活性化のお手伝いをさせていただきたい旨の挨拶があった。
当日は新聞社やテレビ局など4社が取材に訪れ、本件に対する関心の高さが伺えた。
締結式には、階上町から浜谷町長ら6名が、弘前大学からは福田学長ら6名が出席した。本学と青森県内市町村との協定は、今回で14件目に当たる。