弘前大学は令和3年1月21日,同大創立50周年記念会館において,起業家マインドを持って地域で活躍できる人材を育成することを目的とした「弘大じょっぱり起業家塾2020」の成果発表会並びに修了式を開催しました。
成果発表会では,令和2年9月から12月にわたり基礎・実践コースを履修し,各々のビジネスプランを練り上げてきた受講生のうち事前審査を通過した4名が,これまで学習してきた成果をもとに作成したビジネスプランを発表しました。審査は「理念・意義・目標」「優位性」「実現可能性」「市場性・収益性」の4つの観点から行われ,受講生は限られた時間ながら,講師の指導を受けブラッシュアップを重ねた事業内容を審査員に対してアピールしました。発表されたビジネスプランはどれも目を見張るものばかりで,審査員からもプランの実現に向けた多くの意見やアドバイスが相次ぐなど白熱した成果発表会となりました。
修了式では,弘大じょっぱり起業家塾の石川隆洋塾長(弘前大学理事(社会連携担当)・副学長)から,履修条件を満たした受講生一人一人に履修証が授与されました。続いて,最優秀賞と優秀賞が発表され,審査の結果,本学医学部医学科の白戸蓮さんが提案した「医学生とココに創る,第3の病院 医café CoCo Campus」が,最優秀賞を受賞しました。石川塾長からは,「レベルの高いビジネスプランばかりで,私たちも身の引き締まる思いで拝聴した。引き続きその思いを持ちつつ,ビジネスプランの実現に向けて取り組んでいただきたい。皆さんの今後のご活躍を期待している。」と挨拶がありました。
受講生を代表して,白戸蓮さんからは,「審査員から貴重なご意見を頂き,非常に勉強になった。頂いたご意見をもとに地域に貢献しながら,発表したビジネスプランを実現させたい」と挨拶があり,修了式を閉会しました。
【注釈】じょっぱり=津軽弁で意地っ張りの意。「じょっぱり起業家」とは困難な状況にもしなやかに適応し,強い郷土愛を兼ね備えた起業家のことをさす。