令和2年9月19日(土)、弘前市と共催し、弘前市大成なかよし会(ヒロロ3階)にて「第2回放課後の子どもの居場所づくりを考える研修会」を開催しました。市内の放課後児童クラブ支援員と大成なかよし会の子どもたちを対象に、「児童館・児童クラブでの遊びの実践研究~運動あそび編~」をテーマに実施。講師は、宮城県名取市下増田児童センター館長の渡邊 由貴 氏が務めてくださいました。本研修会では、市内児童館・児童センター・なかよし会職員等10名と、大成なかよし会の子どもたち23名の参加がありました。
最初は“せまい空間でも安全に・普段でもできる遊び”をテーマに、簡単な体操やウォーミングアップから研修会はスタート。音楽に合わせて体を動かす遊び(止まったり、手を叩いたり、ジャンプしたりなど)やダンスに発展すると、子どもたちのテンションはどんどん上がっていきました。
次に、ペットボトルのキャップを使った「キャップおに」を実施。最初は各自で手の甲に乗せて移動するところから始まり、相手のキャップを落とす鬼ごっこに発展、最後は2チームに分かれてどちらが相手の陣地に多くキャップを運べるか対戦をしました。その後は、ヨーグルトカップを使った「造形あそび」で“お城づくり“から“街づくり”に発展させました。どちらも身近にある、普段は廃棄されるものを遊びの中で工夫して使うことで、色々な遊びができることを体験しました。
今度は場所をなかよし会から4階のホールへ移動し、広い会場での運動あそびを実施。椅子取りゲームと鬼ごっこを合わせた「椅子取り鬼ごっこ」、柔らかいボールやフリスビーを使い、ボールに当たってもすぐに戻れる「ドッチボール・ドッチビー」、2チームに分かれ、相手チームとじゃんけんしながら王様の陣地を攻める「王様陣取り」など、子どもたちが広いスペースで思い切り体を動かせる運動あそびを実施。“すぐに復活できる”“仲間と協力してできる”“個人での勝ち負けの要素がない”ことにより、学年を超えて子どもたちみんなが楽しめるプログラムを学びました。
最後に、市内児童館・児童センター・なかよし会職員へのミニレクチャーがありました。渡邊講師からは、「子どもたちの成長に運動遊びは欠かせない」「得意不得意にかかわらず、どの子も体を動かすことを楽しめるようなプログラムを各施設で取り入れていってほしい」とのレクチャーがありました。
参加者からは、「講師の子どもとの関わり方・ゲームの内容・進行の仕方が勉強になった」「小さなルール違反にこだわらず、楽しむことが大切だと感じた。」などの声をいただきました。