第1回 弘前市公民館関係職員研修会(令和2年8月21日)を開催
令和2年8月21日(金)、弘前市教育委員会と共催し、「第1回弘前市公民館関係職員研修会」を長慶閣(多目的研修集会室)にて開催しました。「改めて、子どもの放課後と社会教育・公民館の役割について考える」をテーマに、公民館職員、生涯学習担当職員等を対象とし、公民館におけるオンラインの活用事例や、子どもの放課後に関する政策・施策の最新動向について、十和田市での自宅開放型の子どもの居場所づくりの活動をしているHappy Childrenの紹介がありました。
第1回目となる本研修会では59名の参加があり、はじめに弘前市公民館活動等活性化アドバイザーの野口 拓郎 氏から「公民館におけるオンラインの活用や市内外の事例」について、公民館がコロナ禍においてオンラインツール・SNSを活用するメリットや、実際にオンラインツールを活用した講座や動画配信をしている公民館の事例の紹介がありました。
次に、弘前大学教育学部講師 兼 地域創生人材育成部門部門員の深作 拓郎 講師から「改めて、子どもの放課後と社会教育・公民館の役割について考える」をテーマに、近年の“子ども”に関わる政策・施策動向や、“地域の拠点”としての社会教育施設・公民館の果たす役割などについて講演がありました。また、子どもの放課後を考える上で重要な視点や、地域の大人が子どもの心に寄り添うことの大切さについての報告がありました。
最後に、Happy Children代表の新藤 潤一 氏・副代表の新藤 幸子 氏による、「ここに来ればホッとできる♪空間+人=居場所」をテーマに、自宅や庭を開放した子どもたちの居場所づくりの様子や、プレーパーク・自然体験などの活動紹介がありました。自宅開放を始めたきっかけや、家庭環境等の理由で「家や学校に居場所がない」と思う子どもたちが「ホッと安心してくつろげる場所」を作るために、新藤夫妻がどのようなことを意識しているのかを紹介。誰でも自由に自分の意思で来ることのできる場所(空間)に、見守り・認めてくれる大人(人)がいることで、子どもたちが安心して過ごせる居場所になる、と講演されました。
参加者からは、「公民館は地域の人たちにとって居場所になっているのかと考えさせられた」や、「新藤さん夫妻のような子どもたちへの接し方や、事業のやり方の基本的な考え方は取り入れたいと思った」などの声をいただきました。