弘前大学では、幹部級職員を主な対象として、弘前商工会議所会頭による講演会「商工会議所と地域経済の振興について」を、令和元年12月10日(火)に弘前大学総合教育棟409講義室にて開催しました。
この講演会は、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を一層推進し、地域の再生・活性化の拠点となる大学を形成するため、地域を志向とした事業の展開や、地方企業としての経営ノウハウに対する見識を深め、今後の地域志向の取組を強化するためのFD・SD事業として、幹部級職員を対象に開催されました。
講演会には、佐藤学長をはじめ、役員、部局長、教育研究評議員などの幹部職員など、約50名が参加しました。講演者の 清藤 哲夫 弘前商工会議所会頭からは、国内における商工会議所の歴史や概要、これまでに実施した取り組みについて紹介され、地理的に交通アクセスが不便である弘前市において、弘前さくら祭りをはじめ多くの観光客を呼び込むことが出来ているのは、この街に魅力がある証拠であると述べられました。また、病院や小学校跡地の活用を例に、中心市街地活性化を図るためには積極的に行動を起こすべきである旨が述べられました。最後に、弘前市の特産品であるリンゴについて、栽培技術は最高だが販路を広げ儲けることに対する意識が低いことから、農業経営の視点を高めていく必要があると述べられました。
講演後は、聴講者から「病院や小学校跡地活用の見通し」等について質問がありました。
最後に佐藤学長から、「弘前大学の発展は地域と共に発展していくことだと思っている。これからも熱い思いをもって地域の活性化に取り組んでいきたい。」等の感想とお礼の言葉が述べられ、本講演会は盛会に終了しました。
弘前商工会議所会頭による講演会「商工会議所と地域経済の振興について」を開催
更新日 2019.12.24