弘前大学は12月13日,同大創立50周年記念会館において,地域で活躍できる人材を育成することを目的とした「弘大じょっぱり起業家塾2019」の成果発表会並びに修了式を開催しました。
成果発表会では,6月から12月にわたり基礎コース並びに実践コースを履修してきた受講生12名が4チームに分かれ,これまで培ってきたノウハウを事業計画書にまとめあげ,ビジネスプランを発表しました。今年のビジネスプランは,食に関するテーマが2チーム,観光に関するテーマが2チーム。各チームは,発表時間が10分間と限られた時間ながら,事業内容を精一杯審査員に対してアピールしていました。なかには,試作品のスイーツを提供したチームもありました。審査員からの意見や質問が相次ぐなど活発な成果発表会となりました。
修了式では,弘前大学理事(社会連携担当)・副学長の石川隆洋塾長から,履修条件を満たした受講生一人一人に履修証が授与されました。引き続いて,成果発表会におけるビジネスプランに対して優秀賞2チームが発表されました。石川塾長から,「審査員の心に響いた案件が優秀賞につながった。今回,食,観光といった様々な課題に対しての取組を提案いただいた。非常に有意義なこと。引き続きその思いを持ちつつ,今後も様々な提案をいただきたい。それが,地域の課題解決の一助になる。是非皆さんと一緒に本学も一緒に地域活性化に取り組んでいきたい。皆さんの今後のご活躍を期待している。」と挨拶がありました。
受講生を代表して,工藤健治さんからは,「これからは,地域に戻り,本起業家塾で学んだことを活かしたい。今回は受講生としての参加だったが,今度は講師として招かれるような存在になるよう成長し努めていく」と挨拶があり,修了式を閉会しました。
【注釈】じょっぱり=津軽弁で意地っ張りの意。「じょっぱり起業家」とは困難な状況にもしなやかに適応し,強い郷土愛を兼ね備えた起業家のことをさす。
弘大じょっぱり起業家塾2019成果発表会・修了式を開催
更新日 2019.12.20