弘前大学では,地域社会との連携活動を活性化させ,青森県内の自治体等との連携体制をより一層強化するとともに,地域の人材育成に寄与することを目的として,平成30年度に5自治体と3金融機関から連携推進員として9名の職員を受け入れました。この1年間,連携推進員は,各機関との窓口機能を積極的に発揮するとともに,地域課題に対して,大学組織・教員等を結び、解決に向けた仕組みを構築できるコーディネート能力の向上を目指して活動を進めてきました。この活動内容を報告する場として,2019年4月12日(金)に弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにおいて2018年度の成果報告会を開催しました。
本成果報告会では,三上学氏(西目屋村),下總由衣氏(青い森信用金庫),髙瀬亮輔氏(みちのく銀行),藤川啓氏(青森銀行),神一馬氏(鰺ヶ沢村)の5名から,1年間の活動実績について「地域創生に関する先進地視察,海外実地研修等」「地域連携プロジェクトへの参画による教員サポート」「地域関連授業で講師対応」「学内各種セミナーや県内外で開催の地方創生関連フォーラム等での情報収集」「地域からの具体的な課題相談に対するコーディネート支援」等の具体の取組を通じて,教員とのネットワークの拡大や,自身のレベルアップ,また派遣機関との連携強化等の成果について報告がありました。
本成果報告会には,弘前大学教職員,自治体,金融機関などから約50名が来場し,本学連携推進員制度について地域の関心と期待が大きいことが分かりました。
なお,本取組は2019年度も引き続き,連携推進員が大学と地域との橋渡し役になるべく制度を展開していくこととしています。