人文社会科学系の学問は、地域の豊かな文化資源を拾い上げ、地域に生きる人々と課題を解決していくことが期待されている。これまでも個々の研究者の研究活動、あるいはアウトリーチを通じて人文社会科学は地域と十分なかかわりを持ってきたといえる。他方で、研究によって生み出された成果がどのような長期的インパクトを持ちうるのかは必ずしも明確化されていない。本シンポジウムでは、弘前大学、三重大学、島根大学が地域に根差して展開してきた研究・実践の事例を共有し、研究の地域活用にかかわる課題と可能性を議論することをねらいとする。
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